「なんとなくカフェに行きたいな」と思い、Googleマップで周辺を探していたところ、偶然見つけたのが今回訪れた「นิยาย(ニーヤーイ)」というカフェ。
地図で見た時点で緑が多く、雰囲気が良さそうだったので、直感を信じて行ってみることに。
緑に包まれた、癒しのカフェ空間



敷地に足を踏み入れた瞬間、まず感じたのは“緑の多さ”。
背の高い木々に囲まれ、地面は砂利敷きでナチュラルな雰囲気。白いパラソルやベンチがぽつんと並び、まるで森の中にぽつんと現れる小さな村のようです。
奥の方には、カフェの建物とは別に併設された料理教室やアート教室。
この日はちょうど子どもたちが教室に来ていて、楽しそうな笑い声が風に乗って聞こえてきました。
単なるカフェというよりは、地域の子どもたちの学びと交流の場にもなっているような印象です。
カフェを訪れる人たちは、自然の中でゆったりと過ごしながら、
その横で子どもたちが何かに夢中になっている姿を見守る──
そんな光景がとても心温まりました。
「カフェに来た」というよりも、
「優しい暮らしの中に、一瞬おじゃまさせてもらった」
そんな感覚に近かったです。
店内の雰囲気は“絵本の中のティールーム”
お店の扉を開けた瞬間、ふわっと広がる温かい空気と、ほんのり甘い香り。
まるで絵本の1ページに描かれていそうな、ノスタルジックで可愛らしい空間が広がっていました。


家具は木のぬくもりが感じられるアンティーク調。
白い壁には、リースやガーランド、ドライフラワーが飾られ、どこを切り取ってもフォトジェニック。
窓辺にはチェック柄のクッションと小さな花瓶。
光がカーテン越しにやわらかく差し込み、時間がゆっくりと流れているのを感じます。
カフェの一角には、雑貨や手作りアクセサリーが飾られている棚もあり、
まるで「暮らしの博物館」のような、ちょっとした発見があるのも魅力のひとつ。

テーブルの配置もゆったりとしていて、
隣の席との距離感も心地よく、ひとりでも、誰かとでも、落ち着いて過ごせる雰囲気。
まさに「物語の中のティールーム」という表現がぴったりな、
やさしくて、どこか懐かしい空間でした。
今回いただいたメニュー
この日いただいたのは、サーモンサラダ、焼き豚ごはん、そしてアイスカプチーノ。どれも丁寧に作られていて、見た目も味も大満足でした。
サーモンサラダは、軽く炙られたサーモンがたっぷり。外は香ばしく、中はしっとりやわらか。レタスやトマト、にんじんなどの野菜も新鮮で、ボリューム感もしっかり。ドレッシングは数種類から選べて、今回はさっぱりした和風をチョイス。サーモンの脂とよく合って、最後まで飽きずに楽しめました。

焼き豚ごはんは、ジューシーでやわらかい豚肉がご飯の上にたっぷり。甘辛のタレが食欲をそそり、箸が止まりません。付け合わせのサラダもいいアクセントで、バランスの良い一皿でした。

食後にはアイスカプチーノを。ロゴ入りカップで提供され、見た目もかわいい一杯。エスプレッソのコクとミルクのまろやかさが心地よく、タイの暑さにもぴったりなドリンクでした。

周辺はとても静かな住宅街で、観光地とはまた違うローカルな雰囲気を楽しめます。
少し遠出する感覚ですが、そのぶん“隠れ家カフェ”感が強く、わざわざ行く価値のある場所でした。

基本情報
| 店名 | นิยาย(Niyai) |
| 住所 | Thung Mangkon 6 Alley, Chim Phli, Taling Chan, Bangkok 10170 |
| 営業時間 | 月・火・木・金:10:00〜18:30 土・日:9:00〜18:30 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 電話番号 | 081-356-4015 |
| นิยาย公式Facebookページはこちら |
一応バンコク市内にあるのですが、ノンタブリー県との境に近く、アクセスはやや不便。
BTSやMRTなどの公共交通機関では行けないため、訪れる際は自家用車か、Grab(グラブ)などのタクシーアプリを使うのが現実的です。


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