先日、タイで人生初の「カッピング(吸い玉)」と「鍼治療(はりちりょう)」を受けてきました。結果から言うと、体が驚くほどスッキリして、長引いていた体調不良も改善傾向に。今回はその体験を詳しくご紹介します。
なぜカッピングと鍼治療を受けることになったのか?
ここ2ヶ月ほど、僕も妻もずっと体調が優れず、特に咳が長引いていました。病院で薬を処方してもらっても、なかなか治らない。
そんなとき、妻の知り合いから「このクリニックで治療を受けたら体調が良くなった」と紹介され、半信半疑ながらも行ってみることに。
正直、それまでカッピングや鍼治療にはあまり興味がなく、「あまり意味ないんじゃない?」と思っていました。でも、体調が悪くなると話は別。少しでも良くなるなら、と試してみることに。
今回訪れた「SENA CLINIC」
今回訪れたのは、バンコク郊外・ランシットにある「SENA CLINIC」という治療院。もともとはアユタヤにあったそうですが、最近こちらに移転してきたそうです。
受付を済ませると、20部屋ほどのベッドスペースがパーテーションで区切られていて、落ち着いた雰囲気。順番が来ると、妻と一緒に治療室に案内されました。

初対面で症状を言い当てた先生がすごすぎる
部屋に入って間もなく、先生がやってきました。そして僕の左手首あたりをサッと触った瞬間に一言。
「肺の状態が良くないですね」
え? 何も説明してないのに…!
僕は驚きました。まだ何も言っていないのに、左手首に軽く触れただけで症状を言い当てられたのです。
どうやら東洋医学的には、手首の脈やツボを触ることで、ある程度の体の状態がわかるようです。その後も、僕の体の不調を次々と言い当てていく先生に、ただただ驚かされました。
カッピング(吸い玉)体験
まずはカッピングからスタート。
背中にガラス製のカップを10個ほど、肩から腰まで2列に並べて吸着させていきます。内部の空気を加熱して吸引するので、肌がギュッと引き上げられ、かなりの圧力と熱を感じます。
20分ほど経つと、看護師さんが順にカップを外してくれます。
鏡で背中を見てみると、カッピングの跡が真っ赤や紫色に…。特に右肩あたりの色が濃く、老廃物が溜まっていたとのこと。見た目はちょっと怖いですが、跡は1〜2週間で消えるそうです。

鍼治療も初体験
次に鍼治療。
まずはうつ伏せになり、肩や背中、頭などに髪の毛ほどの細い鍼を数本刺していきます。チクッとする程度の痛みで、我慢できないほどではありません。
この状態で20分ほどリラックス。
次に仰向けになり、肩や胸、みぞおち周辺にも数本刺されました。特に右肩の刺鍼時に「ジグッ」と鋭い痛みが一瞬走り、少し驚きましたが、それも一時的なもの。


また20分ほどして、看護師さんが丁寧に鍼を外してくれて施術終了です。
施術後の体の変化
治療が終わった直後、体がなんだか軽くなったような感覚がありました。
数日経つうちに、長引いていた咳も自然とおさまってきて、体調も明らかに回復。
もちろん、自然治癒だった可能性もゼロではないですが、今回の治療が効果をもたらしたのだと思っています。試して本当に良かったです。
料金について
正確な料金は覚えていませんが、「意外と安いな」と感じた記憶があります。
保険は使えませんが、タイの相場からしても、そこまで高額ではなかったと思います。
レビュー
このSENA CLINICの先生は、かなり実績のある方のようで、患者さんの口コミも上々。実際、Googleマップでのレビューはまだ少ないものの、すべてが★5評価でした。
特に、持病や後遺症で悩んでいる方にとっては、非常に高い評価を受けているようです。
アクセス・営業時間
名称 | SENA CLINIC |
TEL | 092 283 2585 |
住所 | 99/12 ถนนซ่อมสร้าง ต.บ้านใหม่ อ.เมือง จ.ปทุมธานี, Rangsit, Thailand, Pathum Thani |
メール | senaclinic01@gmail.com |
営業時間 | 9:00〜19:00 |
定休日 | 木・金曜日 |
クリニックは、PTTというガソリンスタンドの敷地奥にあります。
バンコク中心地からは距離があり、最寄り駅もないため、タクシーで行くのが現実的です。やや遠いですが、それでも行く価値は十分にあると感じました。
まとめ
初めてのカッピングと鍼治療。不安はありましたが、結果的に体調が回復し、本当に行ってよかったと思える体験でした。
「薬を飲んでもなかなか良くならない…」「原因不明の体調不良に悩んでいる…」
そんな方には、一度試してみる価値があるかもしれません。
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