タイ・バンコクで、ガンダム最新作映画「機動戦士ガンダムGQuuuuuuX Beginning」を観てきました。今回は、その観賞体験と感想をレポートします。
機動戦士ガンダムGQuuuuuuX Beginningとは
『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX Beginning』(ジークアクスビギニング)は、日本では2025年1月17日から公開の劇場先行版作品。 宇宙のスペース・コロニーを舞台に、平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハが戦争難民の少女との出会いをきっかけに非合法な決闘競技へ巻き込まれるストーリー。 エヴァンゲリオンのスタジオカラーとガンダムのバンダイナムコの初の共同制作が話題に。 監督は鶴巻和哉、脚本は榎戸洋司が担当し、新型モビルスーツや過去作とのリンクが特徴。テレビシリーズに先駆けた本作は、ファンにとって新たな楽しみを提供する作品となっている。
タイでの上映期間はたったの3日間。おかげでチケットは完売。事前予約をしていたおかげで観ることができましたが、当日購入を狙っても絶対無理だったでしょう。
日本イベントに合わせて先行上映されたのが3日間で、その後一般上映されています。
当日の様子
上映されていたのはバンコクでは有名の高級デパート、サイアムパラゴン内の映画館「Paragon Cineplex」 。

映画館のある最上階に行くとちょうど日本アニメのイベントが開催されていて多くのアニメファンで賑わっていました。ジークアクスもこのイベントに合わせて上映される形になっていました。

その日、ジークアクス観賞者限定で、デザインブック、ポスター、そして記念の札のようなものが無料で配布されていました。初めはこの特典の存在を知らなかったのですが、待ち時間に周囲を見渡すと、皆が手にしているのを目撃。特典に添付されたタイ語の紙には「内容にネタバレが含まれるので、上映後にご覧ください」と明記されており、ネタバレ対策もばっちりでした。



館内
上映時間が近づいてきたので、スクリーンの中へ入ります。
中はさすが高級デパートの映画館とあって内装が豪華です。

そしてソールドアウトの本作。
これまでタイで映画を何回も見てきましたが、満席の光景は初めて見ました。日本でも満席の上映は子供の時に見たジブリ映画くらいです。
子供の時からガンダムが好きな私も、タイでもガンダムの人気の高さが伺えたこの光景に嬉しい気分になりました。

内容について
上映は日本語音声にタイ語字幕で行われました。内容についてはネタバレになるので控えますが、冒頭から「おお!なるほど、そう来るか!」と驚かされるシーンが連続し、所々で「オオ!」「エーッ!?」という観客の声も飛び交っていました。ある程度内容を事前に把握していましたが、想定以上の展開に正直興奮しました。
ストーリーのテンポも抜群で、あっという間にエンドロールが流れ出すと、劇場内全体が大きな拍手に包まれ、その瞬間は感動大作を観たかのような雰囲気でした。
また、上映終了間際にはイベントスタッフが前に出てスマホのライト点灯を促し、みんなで写真や動画を撮るシーンも。タイ人ガンダムファンとの一体感を肌で感じる、熱い瞬間でした。
上映後は観客が劇場を後にしながら皆興奮した様子で内容について語り合っていました。



まとめ
エヴァンゲリオンを手掛けたスタジオカラーと、ガンダムのバンダイナムコの共同制作ということで、エヴァもガンダムも大好きな私にとって、見逃すわけにはいかなかった今作。タイで上映されるとは思っていなかった分、その喜びはひとしお。
一つの映画作品でここまで観客が盛り上がっているのは日本にいた頃も含めて初めての光景でした。
タイのガンダムファンの熱気を間近で感じ、日本で観るよりも特別な体験をした気がします。
上映期間がたったの3日間、上映館数も限られていたため、見逃したファンも多いはず。再上映の機会を心から期待します。
ちなみに今回はタイ人妻と見に行きました。彼女はガンダムファンという訳ではありませんが事前に私が解説していたおかげである程度楽しむことができたようです。それよりも同時に上映していた「進撃の巨人」の方が興味があったようですが、私のガンダム熱に押された形で一緒に見てくれました。(申し訳ない。。)タイでは「進撃の巨人」も人気が高いです。
今回の機動戦士ガンダムジークアクスはBeginningと題して冒頭部分を劇場で先行上映して続きをテレビアニメで放送するというスタイル。タイでもテレビアニメが楽しめる日が来ると、さらに盛り上がること間違いなしです。
現場からは以上です。
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