1日目:バンコクからルアンパバーンへ
旅の始まりはバンコクのドンムアン空港から。今回はエアアジア14:40発のフライトでルアンパバーン国際空港に向かいます。
事前にチケットを購入し、チェックインも済ませていたので、空港に着いたら発券機でボーディングパスを出すだけでした。スキャンの方法がわからず少し戸惑いましたが、近くの係員に聞いて予約番号を入力することで無事に発券できました。
荷物を預け、イミグレを通過。搭乗ゲートは1番でした。
飛行機に乗ると、14:40発のフライトはほぼ定刻通りに離陸、快適な空の旅が始まりました。飛行機内では機内サービスもあり、軽食と飲み物を楽しみながら、今回の旅への期待が膨らみます。
16時にルアンパバーン国際空港に到着し、イミグレで入国審査を行います。
欧米人の旅行者が多く、通過するのに30分ほどかかりました。
荷物を受け取った後、空港内の唯一の両替所でバーツをキープに両替。
SIMカードも購入しました。タイで契約している電話会社のローミングを使うことも考えましたが、現地で買った方が安く、使えるデータ容量も多かったです。
最近流行りのeSIMなら現地についてわざわざSIMカードを入れ替える手間が省けるのでおすすめです。
JAPAN &GLOBALeSIMその後、乗合タクシーでホテルに向かいます。空港出口付近の窓口で1人50,000キープ(約350円)を支払うと、宿泊するホテル名を伝えるだけで乗るタクシーを案内してくれます。スーツケースも積んでくれるので楽でした。
タクシーはバンタイプで、満車になり次第出発。乗客のホテルを順に回ってくれます。道中、他の旅行者とも簡単な会話を交わしながら、町の景色を楽しみました。
道路沿いに広がる古い木造の建物やのんびりと歩く地元の人々の姿が、異国の雰囲気を強く感じさせます。
ホテルチェックイン
今回宿泊したのはJasmine Hotel。
クラシックな雰囲気の部屋で、壁に描かれた花の絵が印象的でした。部屋に入ると、温かみのある木造家具とアートが迎えてくれて、落ち着いた気分になりました。
ただ、枕は少し高めで私には合いませんでしたが、全体的にはとても快適で、リラックスできる空間でした。チェックイン後は少し部屋で休んでから、夜の散策に備えました。
ナイトマーケットへ
夜にはルアンパバーンで有名なナイトマーケットへ。
場所はツーリストインフォメーションセンター前から国立博物館前までのシーサワンウォン通りに広がっています。
このナイトマーケットは、訪れるだけでその土地の文化を感じ取れるような場所でした。
食べ物はあまりなく、衣類や小物、お土産にぴったりなアイテムがたくさん揃っています。カラフルなランタンや手作りのバッグ、シルクのスカーフなど、どれも魅力的でつい買いたくなってしまいます。
営業時間は17:00〜22:00です。
夕食にはシンダート(タイのムーガタに似た料理)をいただきました。
中央が盛り上がった鉄板で焼き物をし、周りのスープで鍋を楽しむスタイルです。特に野菜のスープがとても美味しく、地元の新鮮な素材を使っているのを感じられました。ラオスビールも飲み、すっきりとした味わいで普段お酒を飲まない私でも飲みやすかったです。思わず1瓶飲み干してしまい、ちょっと飲みすぎたかもしれません。
その後、夜風に吹かれながらマーケットを散策し、賑わう雰囲気を楽しみました。
2日目:プーシーの丘とサンセットクルーズ
朝食とプーシーの丘
二日目の朝はホテルでの朝食からスタート。
種類は多くありませんでしたが、パンやフルーツ、コーヒーといったシンプルなメニューで、朝の清々しい風と穏やかな雰囲気が心地よく、素敵な時間を過ごしました。
窓の外からは静かな町並みが見え、鳥のさえずりが聞こえる中での朝食は、贅沢なひとときでした。
その後、ルアンパバーンの中心部にあるプーシーの丘へ向かいました。
プーシーの丘はルアンパバーンのシンボルともいえる場所で、町を一望できるスポットとして非常に有名です。入場料は30,000キープ(約200円)で現金のみ対応しています。
階段は328段あり、途中には仏像や仏足跡などの見どころもあります。登り始めるとすぐに息が切れてきましたが、周囲の自然や仏像を見ながら、ゆっくりと進むことができました。思っていた以上に登るのはきつかったですが、休憩を挟みつつ頂上を目指しました。
頂上には黄金の仏塔「タート・チョムシー」があり、街並みやメコン川、ナムカーン川を360度見渡す絶景が広がります。特に夕暮れ時には美しい夕日が見られ、多くの観光客で賑わいます。
ラオス料理とカフェでリラックス
昼食は近くのラオス料理店でカオソーイとカオピアックを堪能しました。
トマトベースのスープにもちもちの米粉麺、上に乗った肉味噌がアクセントとなり、とても美味しかったです。
スープの程よい酸味とコクが特徴的で、麺との相性も抜群でした。カオソーイは各地で食べられる料理ですが、ルアンパバーンでの一杯は特に印象深く、地元の風味を楽しめるものでした。
その後は「Le Banneton Café & French Bakery」で一休み。
フランス風のクロワッサンやバゲットが楽しめるこのカフェは、伝統的な木造建築の外観と落ち着いた内装が魅力的で、リラックスした時間を過ごすのに最適でした。
注文したチョコバナナクレープはしっとりした生地に程よい甘さ。カフェでのんびりと過ごす時間は、旅の疲れを癒してくれました。
観光客だけでなく地元の人々も訪れるこのカフェは、ルアンパバーンの生活を垣間見ることができる場所でもありました。
サンセットクルーズ
夕方にはKhopfa Mekong Cruiseのサンセットクルーズを楽しみました。
メコン川に沈む夕日が見られるクルーズで、ルアンパバーンの街並みを離れ、静かなエリアへと向かいます。メコン川の流れに身を任せながら、周囲に広がる緑豊かな景色を楽しむことができました。
天候は曇りで夕日は見られませんでしたが、心地よい風がとても気持ちよく、リラックスしたひとときを過ごせました。
こちらの記事で詳細を書きました↓
ルアンパバーンに来たら絶対に乗りたい!サンセットクルーズ「Khopfa Mekong Cruise」レビュー
3日目:ワット・シェントーン訪問
最終日は、ホテルでの朝食を済ませた後、ワット・シェントーンを訪れました。
ルアンパバーンで最も印象的な寺院であり、1560年にセーターティラート王によって建立されたルアンパバーン様式の典型です。
本堂の屋根が地面近くまで流れるような曲線を描いており、重なり合う独特のデザインが目を引きました。
特に背面に描かれた「生命の樹」のモザイクは、色鮮やかで細部まで美しく作られており、訪れる者を魅了します。敷地内には王族の霊柩車が収められた建物もあり、歴史的な重みを感じさせました。
寺院内をゆっくりと散策しながら、歴史の重みや建築美を存分に感じました。
各建物の装飾や彫刻には細かな技術が施されており、その美しさにはただただ感動するばかりでした。ワット・シェントーンの敷地内にはいくつもの小さな礼拝堂や仏像もあり、それぞれが独自の魅力を放っていました。
歴史的な背景や文化的な価値を深く理解することで、ラオスの伝統に触れる貴重な時間となりました。
このように、ルアンパバーンでの三日間は、ラオスの歴史や文化、自然を満喫する素晴らしい時間でした。シンプルながらも深みのある体験が詰まった旅となり、また訪れたいと思わせる魅力がたくさんありました。
旅のまとめと感想
ルアンパバーンは大規模な観光地とは違い、静かで落ち着いた雰囲気に癒されました。
観光地でありながらも、地元の生活が感じられる場所で、訪れるたびに新たな発見がありそうです。
次回は今回時間がなく行くことが叶わなかったクアンシーの滝にも行ってみたいと思います。もっと時間をかけて、より深くこの街の魅力を味わいたいと思います。
ルアンパバーンは何度でも訪れたくなる、そんな素敵な場所でした。
簡単に動画も作ってみたので見てみてください。
コメント