【徹底比較】DJI Osmo Mobile 7P vs Insta360 Flow 2 Pro

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最新モデルであるDJI Osmo Mobile 7PとInsta360 Flow 2 Proは、それぞれ異なる強みと特徴を持っています。ここでは、両製品の主要なスペックや機能、使い勝手をわかりやすい比較表とともに詳しく解説します。

製品比較表

以下は、DJI Osmo Mobile 7PとInsta360 Flow 2 Proの詳細なスペック比較表です。各項目ごとに主要な仕様をまとめました。

項目DJI Osmo Mobile 7PInsta360 Flow 2 Pro
【サイズ】展開時:288 × 107 × 96mm
折畳時:190 × 95 × 46mm
展開時:121.1 × 282.1 × 54mm
折畳時:97.9 × 178.4 × 36.7mm
【重量】約368 g(内蔵三脚、磁気スマートフォンクランプ、多機能モジュール含む)約357 g(本体のみ)
※磁気クランプ:約25 g(参考)
【内蔵機能】・内蔵三脚(長さ約67 mm)
・内蔵延長ロッド:最大215 mm
・収納式自撮り棒:長さ210 mm
・内蔵三脚:伸展時 長さ約94 mm、直径約204 mm
【対応スマホ】重量:170~300 g
厚さ:6.9~10 mm幅:67~84 mm
対応機種については各スマホのサイズに合わせた設計(詳細は公式サイト参照)
【バッテリー】・種類:Li-Po 1S
・容量:3350 mAh(12.06 Wh)
・駆動時間:約10時間(標準状態/※多機能モジュール使用時は4~5時間)
・充電時間:約2.5時間(10W USB-C充電器使用)
・種類:Li-Po
・容量:約1100 mAh
・駆動時間:約10時間(平置き・三脚使用時)
・充電時間:約2時間(5V/2A)
【ジンバル性能】・操作可能範囲:パン:-99°~210° ロール:-67°~245° チルト:-20°~40°
・機械的可動範囲:パン:-109°~222° ロール:-77°~255° チルト:-224°~100°
・最大操作速度:120°/秒
・3軸手ブレ補正
・可動範囲:パン:360°連続回転 ロール:-390°~135° チルト:-99°~231°・最大制御速度:120°/秒
【無線・接続】Bluetooth 5.3DJI Mimoアプリ対応Bluetooth(バージョン:5.0)Insta360専用アプリ対応Apple DockKit(iPhone対応)
【トラッキング機能】ActiveTrack 7.0(※多機能モジュール搭載により、DJI Mimo以外のアプリでも追尾可能)Deep Track 4.0 AI追跡
・複数人トラッキング
・アクティブズームトラッキング(最大15倍)
・プロフレーミンググリッド(9パターン)
【追加機能】・サイドホイール:ズーム・フォーカス切替、フィルライト(明るさ・色温度:2500~6000K、最大40ルクス)
・スマホ充電機能(USB-Cポート経由)・Apple Watch対応(DJI Mimo連携)
・360°無限パントラッキング、フリーティルトモード
・小型ミラー搭載で自撮り時のフレーミング補助
・スマートフォンリモコン機能(別端末やApple Watchによる遠隔操作)

補足

DJI Osmo Mobile 7P
多機能モジュールにより、被写体追尾、音声受信(DJI Mic Mini対応)、補助照明機能を1台で実現。撮影環境に応じた柔軟な運用が可能です。


・Insta360 Flow 2 Pro
Deep Track 4.0による高度なAI追跡と、360°パントラッキング、遠隔操作などクリエイティブ撮影に特化した機能を搭載。
Apple DockKit対応により、iPhoneのネイティブカメラアプリでも利用可能です。

詳細比較

1. 製品概要

DJI Osmo Mobile 7P
従来モデルから進化したOsmo Mobile 7Pは、折りたたみ可能なデザインに内蔵三脚、さらには隠し拡張ロッドを搭載。これにより、使い勝手が大幅に向上しています。
また、ActiveTrack 7.0の搭載とマルチファンクションモジュールにより、従来のDJI Mimoアプリ以外でも追尾機能が利用可能となりました。

Insta360 Flow 2 Pro
Flow 2 Proは、360°全方向追尾が可能な点が最大の特徴です。最新のAI Trackerアクセサリを組み合わせることで、専用アプリに加えてApple DockKitや他の一般アプリでも安定した追尾が実現。iOSユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となっています。

2. デザインと携帯性

  • DJI Osmo Mobile 7P:
    折りたたみ式のコンパクトデザインで、内蔵三脚と隠し拡張ロッドがあるため、屋外撮影や旅行時にも使いやすい設計です。ただし、ポケットに入るサイズではないため、ジャケットやバッグへの収納が必要です。
  • Insta360 Flow 2 Pro:
    360°回転可能な設計により、被写体を全方向から撮影できますが、その分本体は大きめとなり、持ち運び時のサイズ感に注意が必要です。

3. トラッキング性能

  • DJI Osmo Mobile 7P
    ActiveTrack 7.0により、被写体の顔や動きをしっかり捉えます。専用モジュールを利用することで、DJI Mimo以外のアプリでも追尾が可能になりました。
    ただし、360°全方向の追尾には対応していないため、激しい動きや全方位の撮影には限界があります。
  • Insta360 Flow 2 Pro
    AI Trackerアクセサリの搭載により、全方向からの被写体追尾が可能です。特にApple DockKit連携による操作性は高く、指のジェスチャーなどで簡単に操作できる点が評価されています。
    ただし、専用アプリ使用時と比べると若干の精度低下が見受けられる場合もあります。

4. バッテリー性能と価格面

  • DJI Osmo Mobile 7P
    3350 mAhの大容量バッテリーにより、一日中の撮影にも耐えうるパフォーマンスを実現。また、エントリーモデルのOsmo Mobile 7も用意され、予算重視のユーザーにも対応。
  • Insta360 Flow 2 Pro
    Flow 2 Proは、標準状態で約$159から、AI Trackerバンドルなら約$179と、アクセサリ込みの価格設定となっています。アクセサリ使用時のバッテリー消耗には注意が必要ですが、その分多機能な撮影が可能です。

総合評価と選び方

  • DJI Osmo Mobile 7Pを選ぶべきユーザー
    • コストパフォーマンスを重視し、安定した追尾機能を求めるユーザー
    • Androidスマートフォンユーザー
    • 内蔵三脚や拡張ロッドなど、付加機能を活用したい方
  • Insta360 Flow 2 Proを選ぶべきユーザー
    • 360°全方向の撮影を必要とするクリエイター
    • iOSユーザーで、Apple DockKitとの連携を活用したい方
    • 最新のAIトラッキング技術により、多彩な撮影シーンを実現したい方

結論

安定性と低価格を重視するならDJI Osmo Mobile 7P(またはエントリーモデルのOsmo Mobile 7)が非常に魅力的です。

一方、360°全方向追尾や高度なAIトラッキング機能、特にiOSとの連携を求めるならInsta360 Flow 2 Proが最適な選択となるでしょう。
どちらも2025年のスマートフォン撮影市場において高い評価を得ているため、自分の使用シーンに合わせた製品選びが大切です。

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