オンアン運河ウォーキングストリートのアートマーケットを歩く【バンコクの新スポット】

タイ

バンコクの新たな観光スポットとして注目を集めるオンアン運河ウォーキングストリート(Ong Ang Walking Street)

2020年にオープンしたこの場所は、運河沿いに広がるカラフルな壁画とナイトマーケットで知られ、地元の人々や観光客に愛されています。

普段は週末に賑わうこのストリートですが、今回は特別なアートマーケットが2025年2月28日と3月1日の2日間限定で開催されると聞き、足を運んでみました。

オンアン運河ウォーキングストリートとは?

オンアン運河ウォーキングストリートは、バンコクの中華街(ヤワラート)とインド人街(パフラット)の間を流れるオンアン運河沿いに整備された歩行者専用エリアです。

かつて怪しげな電脳街「サパーンレック」があった場所が、バンコク都の景観改善プロジェクトによって生まれ変わり、2020年に新たなスポットとして登場しました。

運河沿いの壁には地域の文化や歴史を反映したウォールアートが描かれ、2020年には国連ハビタットの アジア都市景観賞 を受賞するなど、その取り組みも高く評価されています。

普段は金・土・日の夕方から夜(16:00~22:00頃)にかけてナイトマーケットが開催され、タイのローカルフードや雑貨を楽しむことができます。今回はその中でも特別なアートマーケットということで、いつもとは一味違う雰囲気を味わえました。

オンアン運河への行き方

アクセスはとても簡単です。

MRT(地下鉄)のSam Yot(サムヨート)駅1番出口を出ると、右手に大通りが広がっています。その大通りを渡って中華風の門を目指します。2025年3月現在、周辺では工事が行われているため、横断歩道を渡って運河方向へ進む必要があります。

駅から徒歩約2分と近く、ヤワラート観光のついでに訪れるのにもぴったりです。

アートマーケットの雰囲気とコーヒー豆の袋でできた小物入れ

運河に到着すると、たくさんの人々と屋台が軒を連ねていました。このアートマーケットでは、普段のナイトマーケットとは異なり、ファッション系のオシャレなアイテムがメイン。古着や中古の靴、アクセサリーなど、個性的な商品が並んでいました。

中でも目を引いたのが、コーヒー豆の袋で作られた小物入れを売るお店。コンパクトなウォレットやヤードム(タイの嗅ぎ薬)ケースが並んでいて、カラフルなデザインから渋くてカッコいいものまで種類豊富でした。

コーヒー豆の袋から作ったウォレット
オシャレなヤードムケース

コーヒー豆の袋にプリントされた「ESPRESSO」や「ROAST」といった文字がそのままデザインに活かされていて、センスの良さに惹かれます。

私が選んだのはブラックのウォレットで、価格は 290バーツ(約1,000円強)。肩がけの紐も付いてくるので、実用性も抜群です。お土産にも喜ばれそうなアイテムですね。他にもおしゃれなバッジを売るお店などがあり、見ているだけでも楽しかったです。

妻が買ったネックレス100バーツ

アートギャラリーと展示

絵画展を開催している アートギャラリー もありました。アートには詳しくない私ですが、おそらく油絵を中心とした展示だったと思います。

色鮮やかで力強い作品が多く、運河のクリエイティブな雰囲気にぴったり。立ち寄って鑑賞する人もいて、アート好きにはたまらないスポットかもしれません。

ライトアップされた運河と壁画の魅力

夜になると、運河沿いに設置されたライトが点灯し、運河が美しくライトアップされます。水面に反射する光がロマンチックで、散歩するのに最高の雰囲気です。

お店が並ぶ賑やかな側とは反対側の運河沿いには、有名な 壁画が広がっています。こちら側はお店がなく人も少ないので、ゆっくり歩きながら壁画を楽しむのに最適。壁画をバックに写真を撮る人や、のんびり散歩する人で穏やかな時間が流れていました。

本格的なポートレートを撮る人も

同じ運河沿いなのに、賑やかなマーケット側とのどかな壁画側で全く異なる雰囲気が味わえるのが面白いですね。エリア自体もそれほど広くなく、気軽にサクッと楽しめるのもポイント。観光客でごった返すヤワラートで食べ歩きを楽しんだ後、こちらで少し落ち着いて過ごすのもおすすめです。

麻辣串

オンアン運河ウォーキングストリートの感想

オンアン運河ウォーキングストリートのアートマーケットは、コンパクトながらも魅力が詰まった場所でした。ファッションアイテムやアート、ライトアップされた運河と壁画、そして気軽にアクセスできる立地。観光客にも地元民にも愛される理由がよく分かりました。特に今回は2日間限定のイベントだったため、いつもとは違う特別感を味わえたのも良かったです。

定番の観光地、ヤワラートを楽しんだ後、一駅足を伸ばしてのこのスポットを訪れるのがおすすめ。無料のカヤック体験(普段開催)もあるようなので、次回はそれも試してみたいですね。
オンアン運河は、現代的なタイの魅力とローカルな雰囲気が融合した、バンコクの新名所にふさわしい場所でした。

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