2025年2月に発表された Panasonic Lumix S1RII が、フルフレームミラーレスカメラの新たなフラッグシップとして登場しました。
初代 S1R(2019年発売)から約6年ぶりの後継機で、どれだけ進化したのか気になりますよね。この記事では、S1RIIとS1Rのスペックを比較し、違いをわかりやすく解説します。
写真も動画もこなすハイブリッド機を探している方、ぜひ参考にしてください!
S1RIIの概要
S1RIIは、44.3MPの新型センサーと8K動画対応を引っ提げて登場。初代S1Rが高解像度フォトカメラとして評価されたのに対し、S1RIIは動画性能やAFの改良で「写真も動画もイケる!」ハイブリッド機に進化しました。
価格は$3,300(日本では約49万円前後)と、初代より手頃に。では、具体的に何が変わったのか、表でチェックしてみましょう。
S1RII vs S1R:スペック比較表
項目 | S1RII (2025) | S1R (2019) |
---|---|---|
センサー | 44.3MP BSI CMOS(フルフレーム) | 47.3MP CMOS(フルフレーム、LPFなし) |
高解像度モード | 177MP(手持ち撮影対応) | 187MP(三脚推奨) |
ISO感度 | 標準: 80-51200、拡張: 40-102400(デュアルネイティブISO) | 標準: 100-25600、拡張: 50-51200 |
AFシステム | ハイブリッド(コントラスト+位相差)、AI追尾 | 225点コントラストAF(DFD技術) |
連射速度 | メカ: 10fps(14bit)、電子: 40fps(12bit) | メカ: 9fps、電子: 6fps |
動画性能 | 8K/30p(14段DR)、4K/120p、8Kオープンゲート(ファーム更新で対応) | 4K/60p(4:2:0 8bit、1.09倍クロップ) |
手ブレ補正 | 8段(中央)、7段(端、Dual I.S. 2対応) | 6段(5軸センサーシフト) |
ファインダー | 576万ドットOLED、0.78倍 | 576万ドットOLED、0.78倍 |
背面液晶 | 3インチ、184万ドット(フリーアングル) | 3.2インチ、210万ドット(上下左右チルト) |
メモリーカード | CFexpress Type B+UHS-II SD | XQD+UHS-II SD |
バッテリー | DMW-BLK22(350枚、液晶使用時) | DMW-BLJ31(380枚、液晶使用時) |
重量 | 796g(バッテリー込) | 1016g(バッテリー込) |
サイズ | 134×102×92mm | 149×110×97mm |
冷却機構 | 内蔵ファン(3箇所通気口) | なし |
価格(米国) | $3,300(ボディのみ) | $3,700(ボディのみ、発売時) |
価格(日本) | 約490,000円~ | 約460,000円~(発売時) |
主な進化ポイントをチェック!
1. センサーと解像度:少し減ったけど賢く進化
S1RIIの44.3MPセンサーはS1Rの47.3MPよりわずかに解像度が下がりましたが、BSI(裏面照射型)採用で高速読み出しと低ノイズを実現。高解像度モードも177MPと少し減ったものの、手持ち撮影に対応したのは大きな進歩です。風景撮影で三脚を持ち歩きたくない人に朗報ですね!
2. AF:位相差導入で追尾が劇的改善
S1RのコントラストAF(DFD)は低光量で苦戦しましたが、S1RIIはハイブリッドAF(位相差+コントラスト)を採用。AIによる人間・動物・乗り物の追尾精度が上がり、動きの速い被写体でも安心。やっとライバルに追いついた感があります。
3. 動画性能:8K対応で本格ハイブリッドに
S1Rの4K/60p(クロップあり)から、S1RIIは8K/30pや4K/120pへ大幅進化。14段のダイナミックレンジやオープンゲート撮影(ファームウェア更新で対応予定)は、動画クリエイターにとって夢のようなスペック。内蔵ファンで熱対策もバッチリです。
4. 軽量化:持ち運びが楽に!
S1Rの1kg超えボディが敬遠されがちだったのに対し、S1RIIは約20%軽量化(796g)。サイズも一回りコンパクトになり、日常使いや旅行での負担が減りました。これなら気軽に持ち出せそうですね。
5. 価格:スペックアップなのに安い
S1RIIは$3,300と、初代の発売時価格$3,700よりお得。性能向上を考えれば、コスパは明らかにアップしています。日本では為替の影響で少し高めですが、それでも価値ある一台です。
S1Rユーザー、アップグレードすべき?
S1Rから6年、S1RIIは「待望の進化」と言えます。写真メインならS1Rの高解像度センサーでも十分ですが、次のような人はS1RIIを検討する価値あり:
- 動画を本格的に撮りたい(8Kや4K/120pは魅力的)
- AF性能に不満があった(位相差AFでストレス軽減)
- 軽いカメラが欲しい(約200gの差は大きい)
逆に、静物撮影メインでS1Rに満足しているなら、急いで買い替える必要はないかも。
まとめ:S1RIIは誰におすすめ?
S1RIIは、高解像度写真と8K動画を両立するハイブリッド機として、プロからハイアマまで幅広く対応。特に動画性能の強化と軽量化は、現代のニーズにマッチしています。一方、S1Rは解像度重視のフォトグラファーに今でも魅力的な選択肢です。
あなたなら、S1RIIとS1R、どっちを選びますか?コメントでぜひ教えてください!
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