PGYTECH(ピージーワイテック)のOneMo Lite Backpack(ワンモー ライト バックパック)22Lは、使いやすさと機材のしっかりとした保護を両立させたバックパックです。このバックパックは、都市や旅先で撮影を楽しむフォトグラファーのために設計されており、クリエイティブな活動から日常使いまで幅広く対応できるスタイリッシュなデザインが特徴です。
製品概要とデザイン

軽量設計と耐久性
OneMo Lite 22Lは軽量設計が大きな特徴の一つです。パーティションを含む重量は1.25 kg、パーティションなしの状態では1.08 kgと、非常に軽量です。別のスペック情報では、バッグ本体が1.28 kg、仕切り板を含めると1.6 kgとされています。この軽さは、特に背中側から機材にアクセスするバックパックとしては異例であり、軽快な撮影を可能にします。
素材には、耐水性と耐摩擦性に優れた素材が採用されており、丈夫で長持ちすることが期待できます。バッグの表面には撥水加工が施された耐久性のある生地が使われており、手入れが簡単で、あらゆる環境に適応します。
スタイリッシュで多様なカラー展開
OneMo Lite Backpackは、カジュアルなデザインであり、カメラバッグとしてだけでなく、通勤や通学などの日常使いにも適しています。カラーバリエーションとしては、マットブラック(トワイライトブラック)とフォレストグリーンが用意されています。デザインは、ピークデザインのバッグというよりは、マンフロットに近い雰囲気を持つと評されています。表面の質感は、やや光沢があり、つるっとした印象です。
優れた収納力と機材アクセス
OneMo Lite 22Lは、総容量22Lのバックパックであり、ミラーレスカメラ2台とレンズ4〜5本程度、またはドローンセットの収納に十分な容量を備えています。内部には、機材や日常の必需品を素早く取り出せるように、様々な工夫が施されています。

180度フルオープンとクイックアクセス
メインの荷室は、180度クラムシェル型に大きく開く開口部(フルオープン)を採用しています。これにより、荷物の整理が驚くほど便利になり、バッグ内部全体を容易に確認できるため、利用可能なスペースを最大限に活用できます。
また、機材を素早く取り出すためのクイックアクセス機能が充実しています。バッグの側面には、中の機材を素早く取り出せるサイドアクセス用の開口部があります。このサイドアクセスは、バッグを完全に下ろさずにカメラを取り出したい場合に特に便利です。
ジンバル専用コンパートメントの魅力
このバックパックの注目すべき特徴の一つは、フロントに大型のジンバル用コンパートメントを備えている点です。このコンパートメントは、DJI RS 4 Miniのようなジンバルを縦向きに収納できるよう設計されています。

例えば、DJI RSC 2を使用しているユーザーの場合、足の部分を取り外し、アーム部分を折りたたむことで縦に収納できることが確認されています。
ただし、RS 4 Miniより大きいジンバル(RS 3 Proなど)は収納が難しい可能性があります。このフロントコンパートメントには、小さなメッシュポケットも付いており、ジャケットなどランダムなアイテムの収納にも利用可能です。
豊富なカスタマイズ機能と専用ポケット
内部は、付属のパーテーション(仕切り板)を使用して、自分のスタイルに合わせたレイアウトで整理できます。付属するパーテーションは、計8枚(パーテーションA/B/Cが各1枚、Dが3枚など、詳細は情報源により異なる)で構成されており、完全に着脱可能です。これにより、機材の種類や量に応じて柔軟に収納スペースをカスタマイズできます。

ノートパソコン/タブレット収納スリーブも用意されており、22Lモデルは16インチまでのノートPCと13インチまでのタブレットに対応しています。これらはバンジーコードまたはフックで固定できるようになっています。
さらに、各種収納ポケットも充実しています。
- 側面のクイックアクセス用ポケット内部には、ジッパー付きのポケットがあり、バッテリー残量を示すためのインジケーター(赤/緑)付きのミニバッテリーコンパートメントが3つ設けられています。
- バッグの側面には、三脚、水筒、または折り畳み傘を収納できるポケットが配置されています。三脚は側面または底面に取り付けて持ち運ぶことも可能です。
快適な持ち運びとセキュリティ
負担を軽減する背面構造
快適な背負い心地を実現するため、幅広のパッド入りショルダーストラップと、通気性に優れた背面パネルが採用されています。背面パネルは蒸れにくいメッシュ構造になっており、長時間背負っても快適性を保ちます。
バッグを体にしっかりと固定するための着脱可能なチェストストラップも付属しています。ただし、このモデルはウエストストラップには対応していません。
便利なマルチハンドルとセキュリティ機能
上面、側面(左側)、そして背面の中央の3箇所にハンドルが備わっており、どの向きからもキャリーできる構造が便利です。特に背面中央のハンドルは、キャリーオンラゲッジ用のパススルーとしても使用できます。
セキュリティ面では、盗難防止用のYKKファスナーが簡易ロック可能となっており、滑らかに動きます。また、Appleの「AirTag」を収納するためのインナーポケットが内部の右側に隠されており、セキュリティ対策にも配慮されています。
その他
PGYTECH OneMo Lite Backpackは、派手な機能やポケットはありませんが、カメラギアの持ち運びと迅速なアクセスという本来の目的に最適であり、コンパクトで軽量、快適、そしてリーズナブルな価格であるため、ロケーション撮影用のバックアクセス型カメラバッグを探している人に強く推奨されています。販売価格は18,700円(税込)前後です。



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