Tamron25-200mmと28-200mmのF値の推移を比較

カメラ

タムロンの新レンズ、Tamron 25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2と旧モデルのTamron28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDのF値(絞り値)について比較します。

25mm
28mm
35mm50mm70mm100mm135mm200mm
25-200mmF2.8F3.5F4.0F4.5F5.6F5.6F5.6
28-200mmF2.8F3.2F3.5F4.0F4.5F5.0F5.6

① 広角端(25〜50mm付近)

新モデルは25mmスタートという点が最大の改良点。広角側が3mm広くなったことで、旅行や風景撮影、Vlog用途ではより画角が広く扱いやすい。ただし、35〜70mmまでは旧モデルより0.3〜0.5段暗い。そのため「広角寄りで明るく撮る」目的なら旧モデルが有利。

② 中望遠〜望遠域(100〜135mm)

新モデルはF5.6に早めに到達しており、旧モデルより1段前後暗くなる。これは望遠側でのボケ量・シャッタースピードに影響するため、ポートレート撮影や被写体分離には旧モデルが有利。

③ 望遠端(200mm)

両モデルともF5.6固定で同等。焦点距離200mm時の明るさに差はなし。

Tamronはこの「G2」で次のような方向性を取ったと考えられます:

  • 25mm対応によるワイド端強化(広角重視)
  • VXDリニアモーター採用によるAF性能・動画対応の改善
  • 解像力・収差補正・操作性(ズームリングトルクなど)のチューニング刷新

つまり、

「明るさ」よりも「画角・AF・描写のバランス」を優先したアップデート。

用途25-200mm G228-200mm
風景・旅行広角25mmで有利少し狭い
ポートレート中望遠で若干暗い明るくボケやすい
動画撮影よりスムーズなAFスムーズなAF
暗所撮影やや不利有利

静止画撮影を中心にポートレートや暗所での撮影を重視する場合は、28-200mm RXDのほうが明るさや価格の面で依然として魅力的な選択肢といえます。

一方、動画撮影や旅行など幅広い用途での使いやすさを重視する場合は、25-200mm VXD G2が操作性やAF性能の面でバランスの取れた設計になっています。G2は明るさを少し抑えることで、より滑らかで快適な撮影体験を追求したモデルといえます。

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