以前、結婚ビザの申請について記事を書きましたが、今回はその続きです。
この記事では実際に準備・体験したこと備忘録として残しておきます。
準備した書類とそのポイント
まず、申請に必要な書類は前回とほぼ同じですが、一部新たに加わっています。以下が今回用意した書類一覧です:
- タイ人のIDカード
- 入籍証明書原本(予備を含む)+コピー
- 入籍証明書の表 koro2(คร.2) + koro3(คร.3)
- 戸籍謄本
- 居住の売買契約書
- 土地所有権証明書
- 最低400,000バーツ以上の銀行残高と通帳
→ ※残高証明書の発行日は、申請日から5日以内である必要があります。 - 預金残高証明書(原本+コピー)
- 滞在届出の証明書(TM30)
- 日本人パスポート(原本+コピー)
- 証明写真(6x4cm)
- 2人が住んでいる場所での2人が写った写真
→ この写真は、居住地がはっきり分かるよう、コンドミニアムの正面入り口や部屋番号が見える場所などで撮影する必要があります。 - 住んでいる場所の手書きの地図
金銭目的の偽装結婚が社会問題となっているタイでは、居住場所の証明に非常に厳しい基準が設けられています。私たちはコンドミニアムに住んでいるため、建物の看板が写る正面入り口、部屋番号が分かる玄関、さらには部屋の中、寝室、風呂場などで撮影。
しかもスマホを持っての自撮りはNG。三脚にスマホを固定し撮影しました。
チェンワッタナーイミグレーションでの申請当日

1. 銀行通帳のアップデート
申請当日は、同日付けの通帳のアップデートが必要です。100バーツを振り込んで機械で通帳をアップデートしようとしましたが、エラーが発生。タイではこの手の機械トラブルは珍しくなく、すぐに窓口へ。
番号札発券の係に事情を説明すると、すぐに窓口に案内してもらえました。
通帳のアップデートだけならスムーズに対応してもらえたので安心しました。
2. コピー作業
続いて、通帳、残高証明書、手書きの地図のコピーを取ります。
建物内にあるコピー屋さんで、一枚2バーツという安価な価格で済ませることができました。ここまでで、必要な書類はほぼ揃いました。
3. 業者の到着とサイン
しばらくすると、ビザ申請の代行業者が到着。業者が用意した書類に一通りサインを済ませます。
こちらが用意した書類も業者に渡します。
イミグレーション窓口での申請プロセス

業者と共にイミグレーションの中に入ります。まず業者が用意した書類を窓口に提出します。
10分ほど待つと、窓口に呼ばれます。
窓口に座っていたのは、強面で厳しそうな雰囲気のおばちゃんでした。
PCに手際よく書類の情報を入力しながら、以下のような10数項目ほどの質問を受けました。
- 2人の年齢、電話番号、親兄弟の情報
- 職業、住所、コンドミニアム名、部屋番号
- 出会いの経緯、入籍日、入籍場所 など
質問攻めにされましたが、正直に答えれば問題ありません。全てをストレートに回答し、偽りなく事実を伝えることが大切です。
その後、外で40分ほど待たされ、パスポートが返却されました。
パスポートには、21日間の滞在スタンプが押されており、その期間内に婚姻の事実を確認する電話や、コンドミニアムまでの訪問調査が入る可能性があるとのことでした。
窓口の担当者や業者との長い付き合いから、信頼はされているものの、抜打ち調査が入る可能性があるとのこと。
そして、21日が経過すると晴れて結婚ビザが交付されるとのこと。
その時のビザスタンプの手続きは、業者がイミグレーションにパスポートを持参して行います。
最後に
今回改めて感じたことは前回の申請時にも感じたことですが、
タイで結婚ビザを取得するのは業者を使うのが必須だということ。
自分たちだけで書類の準備や窓口との対応を進めるのは無理ゲーでしょう。
書類を全て揃えたとしても、窓口との対応は個人よりも業者が優先されます。
それは前回の申請と同様にアンダーテーブルの存在があります。今回も業者を通してアンダーテーブルを支払っています。
正直気持ちのいい話ではありませんが、スムーズな手続きには仕方がないことだと納得しなければなりません。
今回お世話になった業者は、タイのローカル業者で、各種ビザの申請代行を行っています。イミグレーション窓口の人とも付き合いが長く、信頼関係が成り立っており対応の順番も優遇されているようでスムーズに手続きを終えることができました。
もし同じ手続きを考えているならおすすめです。↓↓
Vantage Consultants Thailand のFacebookページ
これからタイの結婚ビザを申請する方の参考になれば幸いです。
※この記事は実際の体験に基づいていますが、各種手続きや必要書類は業者や窓口によって変わる可能性がありますので、最新の情報は必ずご自身でご確認ください。
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