- ZV-E10 IIとEOS R50 Vの違い
- 初めてのVLOG用ミラーレスとしてどちらが始めやすいか
- AF、バッテリー、レンズ、価格の観点でどちらが向いているか
ソニー ZV-E10 IIとキヤノン EOS R50 Vは、どちらもVLOG向けの人気ミラーレスです。4K60pや10-bit収録に対応していて、スペックだけを見るとかなり似ています。そのぶん、どちらを選ぶべきか迷いやすい2台です。この記事では、両機の違いを比較しながら、どんな人にどちらがおすすめかをわかりやすくまとめます。
ZV-E10 IIとEOS R50 Vのスペックを比較
| 項目 | SONY ZV-E10 II | Canon EOS R50 V |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年8月 | 2025年5月 |
| センサー | APS-C、Exmor R CMOS | APS-C、CMOS |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR | DIGIC X |
| 有効画素数 | 約2600万画素 | 約2420万画素 |
| 動画 | 4K60p*(1.1倍クロップ) | 4K60p(1.56倍クロップ) |
| AF、測距点数 | ファストハイブリッドAF 759点 | Dual Pixel CMOS AF II 651点 |
| カラー | 4:2:2 10-bit S-log 3 | 4:2:2 10-bit Canon Log 3 |
| ボディ内手ブレ補正 | なし | なし |
| ファインダー | なし | なし |
| メカシャッター | なし | あり |
| 重量(本体のみ) | 約292g | 約323g |
| 本体価格 | 約130,000円 | 約100,000円 |
*ファームウェアのアップグレードで120p対応可能
ZV-E10 IIはAPS-C約2600万画素、4K 60p、759点AF、約292g、最大195分の連続動画撮影が主な特徴です。EOS R50 VはAPS-C約2420万画素、4K 60p、Dual Pixel CMOS AF II、約370g、RFマウント採用が主な特徴です。どちらもボディ内手ブレ補正はなく、レンズ側や電子補正の活用が前提になります。
まず大きな違いは何か
ZV-E10 IIはどんなカメラ?

ZV-E10 IIは、VLOGの撮りやすさを重視して作られたAPS-Cミラーレスです。4K60pに対応し、商品レビュー撮影モードや、声を拾いやすい3カプセル内蔵マイク、縦動画を撮りやすい画面表示など、VLOG向けの機能をしっかり搭載しています。
EOS R50 Vはどんなカメラ?

EOS R50 Vは、動画をしっかり撮りたい人向けに作られたAPS-Cミラーレスです。4K 60pや6Kオーバーサンプリング、Canon Log 3に対応し、動画向けの露出確認機能も搭載。RF-S 14-30mm F4-6.3 IS STM PZのパワーズームキットもあり、全体として動画撮影を重視した設計になっています。
動画性能
ZV-E10 IIはアップグレードにより4K120pに対応して、高精細なスローモーションが撮影可能。
EOS R50Vは4K60p時にクロップ量が大きくなるのが気になるところ。
| ZV-E10 II | EOS R50 V | |
| 4K | 120p/60p/30p | 60p/30p |
| フルHD | 120p/60p/30p | 120p/60p/30p |
| 4K60p時のクロップ | 1.1倍 | 1.56倍 |
| ビット深度 | 10bit | 10bit |
| Log撮影 | S-Log3 | Canon Log 3 |
またZV-E10 IIは設定で低いビットレートを選択可能で、ファイルサイズを抑えながら撮影できるのもポイントです。
| ZV-E10 II | EOS R50 V | |
| 4K60p | 200Mbps/100Mbps | 225Mbps |
| 4K24p | 100Mbps/50Mbps | 135Mbps |
| フルHD60p/30p | 50Mbps | 100/50Mbps |
バッテリー
公式の仕様書によると、ZV-E10 IIは連続撮影可能時間は最大130分。EOS R50 Vは約120分です。大容量のバッテリーを採用しているZV-E10 IIの圧勝かと思いましたが、そこまでの差はないようです。
| ZV-E10 II | EOS R50 V | |
| バッテリー | NP-FZ100 | LP-E17 |
| 電力容量 | 2,280mAh | 1040mAh |
| 撮影可能枚数(静止画) | 約610枚 | 約480枚 |
| 連続撮影可能時間 (フルHD60p) | 約130分 | 約120分 |
| 質量 | 約83g | 約45g |
| 価格 | 13,200 円 | 6,600円 |

ZV-E10 IIはフルサイズ機にも採用されているNP-FZ100を採用しています。
その分高価で、追加のバッテリーも購入するなら注意が必要です。
写真も撮るなら?
写真も重視するならEOS R50 Vがおすすめです。ZV-E10 IIは電子シャッターのみですが、EOS R50 Vは電子先幕シャッターに対応しています。そのぶん、動きのある被写体でも不自然な歪みが出にくく、写真撮影にも強いと言えます。
| ZV-E10 II | EOS R50 V | |
| シャッター方式 | 電子シャッター | 電子先幕シャッター 電子シャッター |
電子先幕シャッターは、撮影の始まりを電子制御、終わりを物理シャッターで行う方式です。電子シャッターより動体の歪みが出にくく、シャッターの振動も抑えやすいため、歪みを抑えてより自然に撮りやすいのがメリットです。
レンズラインナップ
レンズの種類は、ZV-E10 II(Eマウント)の方が多く安価なモデルから高価なモデルまで揃っています。一方EOS R50 V(RFマウント)はサードパーティ製レンズまで含めても、ラインナップはまだ多くありません。撮影やカメラのことがわかってくると、レンズにも興味が湧いてきます。将来的にレンズを買っていくことまで考慮すればZV-E10 IIが有利になってきます。
| ZV-E10 II (Eマウント) | EOS R50 V (RFマウント) | |
| 純正 | 80 | 54 |
| タムロン | 20以上 | 2 |
| シグマ | 40以上 | 10 |

比較的安価なサードパーティ製レンズが充実しているところが、ZV-E10 IIの強みです。
価格
カメラボディのみの価格とレンズキット価格、ともにEOS R50 Vの方が2、3万円ほど安値で手に入ります。
| ZV-E10 II | EOS R50 V | |
| ボディ価格 | 約130,000円 | 約100,000円 |
| レンズキット価格 | 約143,000円 | 約126,700円 |

Amazonや楽天では量販店より5,000円〜10,000円ほど安く販売しているケースが多いので、一度価格をチェックしておくことをおすすめします。
ZV-E10 IIが向いている人
動画に特化したミラーレスを探しているならまず間違いないカメラです。AFの精度、バッテリー持ち、レンズの選択肢の多さ、10bit Log撮影にも対応していて、動画を撮ることに関して弱点がほぼなく、完成度が高い1台になっています。
EOS R50 Vが向いている人
こちらは、キヤノンの色味、操作感、メニュー画面に慣れている人、ミラーレスカメラでライブ配信をやりたい人、写真撮影も失敗したくない人には十分魅力があります。
ZV-E10 IIとEOS R50 Vの良いところ・気になるところ
ZV-E10 II
・VLOG撮影に特化した機能が充実
・バッテリー持ちが良い
・レンズの種類が豊富
・ファインダーがない
・ボディ価格はやや高い
EOS R50 V
・電子先幕シャッター搭載
・色味に関する設定が充実
・ボディ価格が安い
・ライブ配信に対応した機能が充実
・メニュー画面が少しわかりにくい
・4K60pはかなりクロップされる
・レンズラインナップが少なく高額
結局どっちがおすすめ?
初めてに一台におすすめなのはZV-E10 IIです。AFの精度、バッテリー持ち、レンズの種類の多さはなど、総合的な完成度が高いカメラになっています。スペック表だけでは見えにくいですが、買って後悔しないのはZV-E10 IIだと思います。
一方で、EOS R50 Vにも、本体価格の安さ、動画に特化した機能の充実、カラーフィルターの種類の多さ、写真撮影にも強く機能が充実しています。
なので、無難に万人におすすめできるのはZV-E10 II、キヤノンでの有力候補がEOS R50 Vといった感じです。ぜひVlogカメラ選びの参考にしてみてください。







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