富士フイルムは2026年1月7日、ハイブリッドインスタントカメラの新製品として instax mini Evo Cinema(以下、mini Evo Cinema)を発表しました。本製品はこれまでのチェキの概念を覆し、静止画だけでなく動画撮影にも対応した画期的なモデルとして、2026年1月30日に発売される予定です。
instax mini Evo Cinema™ 主な仕様
主なスペックを以下の表にまとめました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | instax mini Evo Cinema™(インスタックス ミニ エヴォ シネマ) |
| 発売予定日 | 2026年1月30日 |
| 予想実勢価格 | 5万5,000円前後(オープン価格) |
| 撮像素子 | 1/5型CMOS 原色フィルター採用 |
| 記録画素数 | 2560 × 1920ピクセル |
| 焦点距離 | f=28mm(35mmフィルム換算) |
| 絞り | F2.0 |
| 撮影距離 | 10cm 〜 ∞ |
| シャッタースピード | 1/4秒 〜 1/8000秒(自動切換) |
| 露出制御 | プログラムAE、露出補正(−2.0 EV 〜 +2.0 EV、1/3 EVステップ) |
| ISO感度 | ISO100 〜 1600(自動切換) |
| 動画撮影機能 | 最大15秒(ショートムービー、音声付き) |
| 映像エフェクト | ジダイヤル™(10種類の年代別エフェクト × 10段階の度合い調整 = 計100通り) |
| 記録メディア | 内蔵メモリー、microSD/microSDHCメモリーカード |
| プリント機能 | 背面モニターで選択してプリント(QRコード付き動画プリント対応) |
| 電源 | リチウムイオン電池(内蔵型:取り外し不可) |
| プリント可能枚数 | 約100枚(フル充電から) |
| 充電端子 | Micro USB Micro-B |
| 本体外形寸法 | 87 mm × 122.9 mm × 36 mm(突起部除く) |
| 本体質量 | 約285g |
| 標準付属品 | ファインダーアタッチメント、グリップアタッチメント、ストラップ |
8mmフィルムカメラのようなクラシックな縦持ちデザイン
mini Evo Cinemaの外観は、1965年に富士フイルムが発売した8mmフィルムカメラであるフジカ シングル-8を彷彿とさせるデザインが採用されています。

歴史的な名機へのオマージュ
黒とグレーを基調としたクラシックで高級感のあるボディは、縦に構えて撮影するスタイルが特徴です。このレトロな佇まいは撮影者に特別な没入感を与え、過去の映画撮影機材を扱っているかのような体験を演出します。
直感的なアナログ操作とアクセサリー
指先にクリック感が伝わるダイヤルや、フィルムを巻き上げるような感覚で操作できるプリントレバーなど、アナログな操作の楽しさが追求されています。また、液晶モニターを見やすくするファインダーアタッチメントや、持ちやすさを向上させるグリップアタッチメントが標準で付属している点も大きな魅力です。


チェキ初の動画撮影機能と100通りのエフェクト
本製品は、チェキシリーズとして初めて動画撮影モードを搭載したハイブリッドカメラです。
15秒のショートムービー撮影
シャッターボタンを長押しして録画し、離すと一時停止するというシンプルな操作で、最大15秒までの動画を撮影できます。複数のカットを切り替えながら撮影し、ストーリー性のある映像を作成することも可能です。
時代を旅するジダイヤル
新機能のジダイヤルを使用することで、10種類の時代をイメージしたエフェクトを選択できます。たとえば、8mmフィルム風の1960や、カラーブラウン管テレビをイメージした1970などがあり、映像の質感だけでなくノイズや音声にもその時代の特徴が反映されます。これらのエフェクトは度合い調整ダイヤルによって10段階の調整が可能で、合計100通りの多彩な表現が楽しめます。


物理プリントから広がるデジタルの共有体験
mini Evo Cinemaは、単に動画を撮るだけでなく、それをチェキプリントとして手渡すという新しい共有の形を提案しています。
QRコードで動画を共有
撮影した動画の中から好きな場面を切り出し、QRコードと一緒にプリントすることができます。受け取った側がスマートフォンのカメラでこのコードを読み取ると、サーバーにアップロードされた動画を再生したり、保存したりすることが可能です。なお、動画データのサーバー保存期間はアップロードから2年間とされています。

多機能な専用アプリと連携
専用のスマートフォンアプリを使用することで、撮影した動画を組み合わせて最大30秒の動画に編集したり、映画のポスターのようなテンプレートを適用してプリントしたりできます。また、スマートフォンの画像をチェキで印刷するダイレクトプリント機能も備えており、1台で動画撮影、静止画撮影、スマホプリンターの3役をこなします。

発売情報と期待される体験
mini Evo Cinemaの予想実勢価格は5万5,000円前後(オープン価格)とされており、機能やデザインのこだわりに対して非常に魅力的な設定となっています。
同時に、より精細な文字や絵柄の印刷が可能なスマホプリンターの上位モデル instax mini Link+ も発表されており、チェキによる表現の幅はさらに広がっています。
このカメラは、単なる記録ツールではなく、大切な瞬間を映画の一場面のように演出し、形に残して誰かに届けるためのクリエイティブなチケットのような存在と言えるでしょう。



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