VILTROXの神レンズ|おすすめのEマウントレンズは?

レンズ

VILTROX(ビルトロックス、英名:Shenzhen Jueying Technology Co.,Ltd.)は、近年急速に台頭している中国広東省深圳市に拠点を置くレンズブランドです。社名は「深圳市爵影科技有限公司」で、2009年に設立されました。当初はマウントアダプター、LED補助光、高精細モニターなどの撮影機材を製造・販売していました。

VILTROXの概要と特徴

VILTROXの歴史

VILTROXブランドは2017年に設立されました。2018年に最初のViltroxブランドレンズであるViltrox 85mm F1.8 MFを発売し、2019年には同社初のオートフォーカス(AF)対応レンズであるVILTROX PFU RBMH 85mm F1.8 STMを発表しました。以降、ミラーレスカメラ用のレンズ開発に注力しています。

VILTROXの主な特徴

VILTROXのレンズは、特にソニーEマウントにおいて豊富なラインナップを展開しており、ユーザーのニーズを幅広くカバーしています。

VILTROXが注目される主な理由と特徴

  • コストパフォーマンスの高さ
    同等スペックの純正レンズに比べて比較的リーズナブルな価格設定が魅力です。
  • オートフォーカス(AF)対応
    中国製レンズとしては珍しく、ほぼ全てのレンズがAFに対応しており、瞳AFも作動するモデルが多いです。
  • AF駆動方式
    AFには、動画撮影にも配慮した静音設計のステッピングモーター(STM)が採用されています。
  • 実用性と品質
    近年、品質向上が著しく、単に安価なだけでなく「実用性」をしっかり備えたレンズメーカーとして評価が上がっています。
  • ファームウェア更新
    多くのモデルがUSB Type-Cポートを備えており、パソコンからファームウェアのアップデートが可能です。
  • 対応マウント
    主にSONY Eマウント、Nikon Zマウント、FUJIFILM Xマウント、Canon RFマウントなど、ミラーレスカメラ用レンズを製造・販売しています。

日本における販売体制

映像嵐株式会社が2025年2月1日よりVILTROXの日本総代理店として契約を締結し、製品の国内正規販売を開始しています。これにより、国内でのアフターサービスや修理サービスが提供されています。

VILTROXの主要シリーズ

VILTROXは製品の特性に応じて主に以下の3つのシリーズを展開しています。

LABシリーズ (フラッグシップライン)

VILTROXの技術の粋を集めたハイエンドなフラッグシップラインです。このシリーズは高性能を追求しており、価格帯も高くなります。一例として、AF 35mm F1.2 LABはF1.2という非常に明るい大口径を実現しています。

Proシリーズ (高性能・高級志向)

LABシリーズと同様に高性能・高級志向のレンズです。金属製外装デザインやコントロールにこだわっており、防塵防滴に対応したモデルもあります。AF 85mm F1.4 Proなどがこのシリーズに該当します。

AIRシリーズ (軽量・コンパクト)

軽量性、コンパクトさ、そして安価であることを特徴とするシリーズです。スナップ撮影などの軽快さを求める用途に適しており、AF 40mm F2.5 AIRやAF 50mm F2.0 AIRなどがあります。

おすすめのVILTROXレンズ (Eマウント)

VILTROXのレンズは、特にソニーEマウント向けの単焦点レンズが豊富です。

フルサイズ対応単焦点レンズ (FE)

AFに対応し、高コストパフォーマンスが魅力的なモデルが多くラインナップされています。

85mmという焦点距離は人物撮影に最適な焦点距離とされており、ポートレートレンズとして特に人気があります。

概要F1.8の大口径中望遠単焦点レンズ。初代モデルから約152g軽量化され、重量は484g。
描写絞り開放(F1.8)から中央の描写はかなり良好で、ボケは柔らかく溶けるような描写が魅力。
機能STMモーターによるAF動作はかなりスムーズで高速であり、瞳AFにも対応。
価格帯 4万円台から57,000円前後で購入可能で、コストパフォーマンス◎。

F1.4の大口径を実現したProシリーズのフルサイズ対応モデルです。

概要800gとやや重いですが、金属製外装でビルドクオリティが高く、防塵防滴にも対応。
描写ボケ味が滑らかで柔らかく、ポートレートに適した描写。絞り開放は球面収差の影響でわずかにソフトな描写ですが、F2.8まで絞ると解消される。
機能HyperVCMモーターによるAFは高速だが、拡大AFを使用する際に動作が不安定になる可能性が。

VILTROXのフラッグシップであるLABシリーズのレンズです。

特徴焦点距離35mm、開放F値F1.2という圧倒的な明るさを持つフルサイズ対応レンズ。
F1.2というスペックとしては、価格が16万円程度。
描写 F1.2の明るさにより、異次元のボケ表現と優れた暗所撮影能力。開放F1.2から高いシャープネスとコントラスト。
注意点 HyperVCMモサイズと重量が大きく(約920g)、小型ボディ(α7C IIなど)ではフロントヘビーに感じられる可能性。AFは高速ですが、拡大AFを使用する際に動作が不安定になる可能性。

非常に安価で軽量なフルサイズ対応の超広角単焦点レンズです。

概要焦点距離20mm、開放F値F2.8。重量はわずか152gです。
描写中心部は開放から非常にシャープですが、周辺まで均一な画質を得るにはF11程度まで絞る必要があります。
特徴 AF対応でコストパフォーマンスが高く、広角を試したい初心者やサブレンズとして最適です。

AIRシリーズのフルサイズ対応レンズで、携帯性が非常に優れています。

概要焦点距離40mm、開放F値F2.5。重量はわずか167gで、コンパクトなα7C系ボディとの相性が良いです。
描写開放F2.5から十分実用的な写りをし、F5.6まで絞ると解像感が向上します。
価格帯 約24,000円~28,800円前後と、非常にリーズナブルです。

APS-C対応単焦点レンズ (E)

APS-Cセンサー向けのレンズも充実しており、明るいF1.4の単焦点レンズが人気です。

35mm判換算で約84mm相当の中望遠レンズです。

概要F1.4と明るく、重量は290gと非常に軽量。
描写ポートレート撮影に最適で、大きなボケ味が楽しめる。瞳AFにも対応。
価格帯  約43,000円前後。

35mm判換算で約20mm相当の超広角レンズです。

概要F1.4という明るさを持ち、夜景や星空撮影など、暗いシーンで活躍する唯一無二の存在。
描写AF速度はソニーのネイティブレンズ並みに速い。
注意点 逆光耐性が弱く、バックライト下ではゴーストやオレンジ色の光の滲みが発生するリスクがあり。

VILTROXの将来的な展望

VILTROXは、ソニーEマウント向けにオートフォーカスズームレンズの開発を積極的に進めています。特に、世界初のフルサイズ対応F1.4ズームレンズとなる可能性がある「35-50mm F1.4 FE」が噂されており、これが実現すれば、市場に大きなインパクトを与えることが予想されます。

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