α7CIIIはいつ発売?α7V登場で次に気になるコンパクトフルサイズの行方

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α7Vが正式に発表されて、「次はα7CIIIでしょ」と思った人は多いはずです。α7IIIの後にα7C、α7IVの後にα7CIIが登場してきた流れを考えると、「α7Vの後にα7CIII」という流れは自然に想像できます。

現時点では、α7CIIIについてソニーからの公式情報は一切ありません。この記事ではあくまで「これまでのパターン」と「α7Vのスペック」から考える予想になりますが、発売時期やスペックのイメージを考察してみます。

ソニーの「α7C」シリーズと「α7」シリーズは、どちらもフルサイズミラーレス機ですが、コンセプトが違います。α7シリーズは「写真」も「動画」もこなせるフルサイズミラーレスのベーシック優等生です。α7Cはそのα7のベーシック機能をそのままに、機体をギュッとコンパクトにした「フルサイズを小さく軽く持ち歩く」ためのシリーズ(C=Compact)です。性能もα7シリーズと同等以上です。

α7Cシリーズα7シリーズ
コンセプト持ち歩きやすさ優先撮りやすさ・操作性優先
画質高画質高画質
ファインダー低解像度高解像度
グリップ浅めで持ちにくい深めで持ちやすい
カードスロットシングルスロットデュアルスロット
質量・サイズ小さく軽いやや重い
向いている人旅行・街歩きで軽く持ちたいしっかり構えて快適に撮りたい

まずは、これまでのα7とα7Cの関係を簡単に振り返ってみます。

フルサイズのベーシックラインとして大ヒットしたα7IIIは、2018年3月に登場しました。
その約2年半後、レンジファインダー型の小型ボディにフルサイズセンサーを詰め込んだα7Cが2020年9月に発表されます。中身はほぼα7III世代で、「α7IIIを小さくしたカメラ」という位置づけでした。

次の世代では、3200万画素センサーを載せたα7IVが2021年10月に登場し、写真と動画のバランスが取れた“新世代ベーシック機”として定番ポジションになります。
その1年9ヶ月後、2023年にα7CIIが発表されます。ここではα7IVと同じセンサー+α7IVにはなかった「AIプロセッシングユニット」を搭載し、見方によっては「α7IVを超えたコンパクト機」と言える構成になりました。

α7Cα7CII
発売日2020年10月23日2023年10月13日
リリースタイミングα7III(2018年3月23日発売)から2年7ヶ月後α7IV(2021年12月17日発売)から1年9ヶ月後

つまり流れとしては、

  • α7III → 数年後に、そのコンパクト版としてα7C
  • α7IV → 数年後に、そのコンパクト版としてα7CII

という形がすでに出来上がっているわけです。

そして第3ラウンドの主役であるα7Vは、高性能のスタンダード機として2025年12月2日に発表されました。

この並びをそのままスライドさせると、「α7Vの後に、その中身をコンパクトボディに入れたα7CIII」という読み方は、かなり自然に感じられます。

過去の発売間隔をざっくり数字にしてみると、だいたいの目安が見えてきます。

α7IIIが2018年3月、そのコンパクト版ポジションのα7Cが2020年10月なので、間隔はおよそ2年半です。
α7IVが2021年10月、そこから約2年弱あけて2023年にα7CIIが出てきました。

このリズムをそのままα7V世代に当てはめると、2025年末にα7V、その約2年前後のどこかでα7CIII、というイメージになります。

  • もしソニーがペースを早めてコンパクト機を重視してくるなら、2026年後半〜2027年前半くらい
  • これまで通り「ベーシック機を出してから、少し寝かせてからコンパクト版」という流れを守るなら、2027年ごろ

こんな読み方が現実的です。
2026年のうちに出てきたら「思ったより早かったな」という印象、2027年なら「従来どおり、だいたい2年後くらいだよね」という感覚になると思います。

もちろん、ここまでの話はすべて過去の傾向からの推測です。ただ、世代ごとに「大型ボディのα7 → コンパクトボディのα7C」というペア構造がきれいに続いていることを考えると、α7Vだけで終わらせるとは考えづらく、α7CIIIの存在自体はかなり固いと見ていいでしょう。

α7Cとα7CIIは、それぞれの世代のα7(α7III/α7IV)を「コンパクトボディ化したモデル」でした。α7CIIに関しては、センサー解像度も33メガで、実質的にα7IV世代の技術を小さなボディに詰め込んだカメラだと捉えることができます。

このパターンをそのまま次の世代に当てはめると、α7CIIIは「中身はほぼα7V、見た目と使い勝手はレンジファインダー型のコンパクト機」というコンセプトになる可能性が高いです。

イメージセンサーとAFシステム

センサーは、α7Vと同じ33メガの部分積層フルサイズセンサーが使われると考えるのが自然です。α7Vで採用された部分積層構造は、従来よりも読み出し速度を高めつつ、完全な積層センサーよりはコストを抑えたバランス型の設計と言われています。

これにBIONZ XR2とAIプロセッシングユニットが組み合わされ、人物や動物、鳥、乗り物などをディープラーニングで認識する現在のソニーらしいAFが載ってくるでしょう。α7CIIの時点でもすでにAI被写体認識はかなり強力なので、CIIIでは追従精度と認識の安定性がさらに一段上がるイメージです。

静止画連写に関しては、センサーがα7Vと同等ならスペック上は30コマ/秒も可能ですが、小さなボディで放熱とバッファ容量に制約が出ることを考えると、実際の仕様はやや抑えめになる可能性があります。機械シャッターはこれまで通り10コマ/秒前後、電子シャッターは「条件つきで高速連写が使える」くらいの落としどころが現実的です。

動画性能:フルサイズ4K60pと4K120pはどこまで入るか

動画周りは、α7Vがかなり本気の仕様になっているので、どこまで同じものをコンパクトボディに持ってこられるかがポイントになります。

フルフレーム7Kオーバーサンプリングの4K60pは、α7Vと同等か、あるいは発熱の関係で若干のクロップが入るかもしれません。4K120pについては、α7V同様にクロップ前提になる可能性が高く、フルフレームでの長時間記録は期待しない方が現実的でしょう。

一方で、ソニーがここ数年で積み上げてきた動画機能群、たとえばS-Cinetone、10bit 4:2:2記録、ブリージング補正、AFアシスト、フォーカスマップ、ルックのLUT読み込み、オートフレーミングなどは、α7CIIの時点でかなり入ってきているので、CIIIでは「それらを前提にしたカメラ」として設計されるはずです。

ただし筐体のサイズが小さいぶん、4K60pや4K120pを長時間回したときの熱耐性はα7Vよりも厳しくなる可能性が高いです。室温の高い環境での長回しには制限時間が設けられたり、動画を重視するユーザーには「本気で回すならα7Vや上位機へ」という棲み分けが自然に行われると思います。

ボディと操作性:レンジファインダー型を継承しつつ微調整

ボディデザインについては、α7CIIやα7CRで採用されているレンジファインダー型スタイルをベースに、グリップ形状やボタン配置を微修正してくる程度と見るのが妥当です。Cシリーズは「小さいこと」が存在意義なので、α7Vのような一眼レフライクな大きなグリップにはならないでしょう。

カードスロットは、コストとボディサイズの制約から、引き続きシングルSDスロットである可能性が高いです。プロ用途でのバックアップを重視するユーザーには、デュアルスロットでCFexpressにも対応したα7Vや上位機を勧める、というラインナップ上の役割分担もはっきりします。

EVFは、α7C/CII世代で「見え方が少し物足りない」という声が多かった部分なので、解像度や倍率を少し底上げしてくると嬉しいところです。ただし、ここを大幅に強化すると価格にも跳ね返るため、「実用上困らない程度に改善」というレベルに落ち着く可能性もあります。

価格帯のイメージ

価格については、メインストリームのα7Vより少し安いレンジに設定されるはずです。α7CIIが、同世代のα7IVよりやや安いポジションに置かれていることを考えると、CIIIも「最新世代の機能を持ったコンパクト版だけれど、ファインダーやスロット構成で差をつけて価格を下げる」という戦略になるでしょう。

日本円に換算したとき、ボディ単体が30万円台前半スタートくらいで並んでも不思議ではありません。
「α7Vほどガチではないけれど、最新世代のAFと動画機能を、もっと小さく気軽なボディで楽しみたい人向けのフルサイズ機」というポジションになりそうです。

すでにα7CIIを使っている人の目線で考えると、α7CIIIに期待したくなるポイントはいくつかあります。

まず、AFと連写周りのレスポンスがどれだけ上がるかは、大きな判断材料になるはずです。AI被写体認識の賢さが一段階上がり、電子シャッターのローリング歪みが減って、実用的な高速連写ができるようになれば、「CIIからCIIIへの買い替え」を検討する理由としては十分です。

次に、動画をどこまで攻めた仕様にしてくるかも重要です。フルフレームでの4K60pがオーバーサンプリングでしっかり高画質になり、4K120pも短時間なら実用になる範囲で搭載されれば、「写真も動画も1台でこなしたいけれど、α7Vほど大きいボディは持ちたくない」という人には理想的な選択肢になります。

一方で、ボディのコンパクトさを維持する以上、シングルスロットやEVFの見え方、熱耐性など、α7Vに比べて割り切りが必要な部分はどうしても残るはずです。
その「割り切りポイント」が自分の使い方にとって許容できるかどうかが、α7CIIIを待つか、今のうちにα7Vや別の機種に行くかを分ける基準になってきます。

現時点では、α7CIIIは完全に「存在が予想されるだけのカメラ」で、公式の情報もリークも出ていません。ただ、これまでのα7/α7Cシリーズの歴史と、α7Vが採用している技術や価格帯を見ていくと、

  • α7Vの技術を引き継いだコンパクトフルサイズとして登場する可能性が高いこと
  • 発売時期は早くて2026年後半、順当にいけば2027年あたりが現実的なラインであること

この二つは、かなり自然な読み方だと言えます。

すでにα7CIIを使っていて「コンパクトなまま、もう一段AFと動画性能を上げたい」と思っているなら、α7CIIIはかなり気になる存在になるはずです。逆に、今すぐにでも撮影環境をアップデートしたくて、連写性能や動画をガッツリ使いたいなら、α7Vや他の上位機を先に導入してしまうという選択肢もあります。

いずれにしても、ソニーがこれまで見せてきた「コンパクト機だからといって手を抜かない」姿勢を考えると、α7CIIIが出てくるときも、きっと単なる小型版ではなく、その時点での“最新スペック”を詰め込んだカメラになっているはずです。
そのとき、自分はどんな撮り方をしていたいか、どんなサイズ感のカメラを持ち歩きたいかをイメージしながら、「もしα7CIIIがこういう仕様で出てきたら、自分は買うかどうか?」を今のうちから妄想しておくのも、カメラ好きとしては楽しい時間だと思います。

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