DJI RS5 vs RS4 違いを徹底比較|スペック・自動追跡・縦撮り・充電速度

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DJI RS4やRS4 Proを使っていて「RS5に買い替える価値はあるのか」と気になっている人は多いはずです。外観は似ていますが、トラッキング性能・セットアップ効率・充電速度など、実際に現場で効いてくる部分がかなり変わっています。

この記事では、RS5がどんな人に向いていてどんな人にはRS4で十分なのかを整理したうえで、購入後に迷わないおすすめ構成も一緒にまとめています。

先に結論を出しておきます。RS5が刺さるのは、一人撮影・自動追跡・縦横切り替えを頻繁に使う人です。逆にRS4で十分な人も明確にいます。

RS5をおすすめしたい人

  • 一人でVlogやドキュメンタリーを撮っていてスマホなしで被写体追跡をしたい
  • SNS用縦動画と横動画を同じ現場で撮り分けたい
  • セットアップや移動の手間を減らして撮影本数を増やしたい

——こういった使い方がメインの人には、RS5への投資は費用対効果が出やすいです。

RS4のままで問題ない人

  • 三脚固定でスライダー撮影がほとんど
  • 追跡機能は使わない
  • 縦撮りの需要がない
  • 現状のセットアップ時間に不満がない

——この条件が当てはまるなら、RS4は今も十分な性能を持っています。無理に買い替える必要はありません。

RS4からRS5で変わった主な点を先に列挙しておきます。

  • スマホ不要の自動追跡(RSインテリジェントトラッキングモジュール)が新登場
  • モーター最大トルクがRS4比で50%向上
  • 第5世代安定化アルゴリズムを搭載
  • 全軸に微調整ノブ+テフロン加工でバランス調整が大幅スムーズに
  • 第3世代の縦横切り替えでアクセサリー不要・数秒で切り替え可能
  • 充電時間がRS4の約2.5時間から約1時間へ60%短縮
  • Z軸(縦揺れ)安定化インジケーターを新搭載
  • BG70バッテリーグリップ使用時の最大駆動時間が30時間(RS4は29.5時間)

追跡:スマホが不要になった

RS5最大の変化は、新しいインテリジェントトラッキングモジュールです。磁石でジンバルに取り付けるコンパクトな外付けユニットで、カメラの映像をジンバルのタッチ画面に直接表示します。追いかけたい被写体を画面上でタップするだけで追跡が始まるため、これまで必要だったスマホやモニターが現場から消えます。

人だけでなく、車・犬・猫も認識できます。最大10メートル離れた被写体まで追跡でき、柱の陰などで一時的にフレームアウトしても、再登場時に素早く再認識してくれます。一人撮影の現場でもっとも恩恵が出る機能です。

ただし、トラッキングモジュールは別売りです。本体だけ購入して後から必要だと気づくパターンが多いため、一人撮影がメインの人は最初から一緒に購入するのをおすすめします。

セットアップ:バランス調整の手間が体感で半分以下に

全軸への微調整ノブ搭載とテフロン加工の組み合わせは、実際に使うとかなり快適です。重いミラーレスやシネマカメラを載せる際に引っかかりを感じながらスライドさせていた作業が、スムーズな操作でできるようになります。撮影前の準備時間が短くなると、現場でのカット数が増えます。

第2世代の自動軸ロックも引き続き搭載されており、電源オフで自動折り畳み・電源オンで撮影状態に即復帰します。移動が多い現場でジンバルを都度ロックする手間がなくなるのは、地味ですが積み重なると大きな時短です。

縦撮り:アクセサリーなしで数秒切り替え

SNS用縦動画と通常の横動画を同じ現場で撮るのが当たり前になってきた今、縦横切り替えのしやすさは実用上の重要ポイントです。RS5は第3世代のネイティブ対応で、ブラケットやアダプターの付け替えが不要。数秒で切り替えられます。RS4の第2世代より操作がシンプルになっています。

モーターと安定化:力強さが体感に出る場面

最大トルク50%向上と第5世代アルゴリズムの組み合わせは、急なパン・チルト・方向転換のある撮影シーンで差が出ます。歩き回りながらの追いかけ撮影や、高速で動く被写体をフォローするような場面では、RS4より安定した映像が得やすくなります。3kgの積載量自体はRS4と同じですが、モーターの余裕が増えた分、重いリグを組んだ状態でも制御が安定します。

充電:60%速くなって現場の運用が変わる

RS4の充電時間が約2.5時間だったのに対し、RS5は約1時間でフル充電できます。撮影と撮影の間の休憩時間や昼休みに充電を挟める場面が増え、「バッテリーが間に合わない」という状況が大幅に減ります。本体バッテリーのみで約14時間、BG70バッテリーグリップを使えば最大30時間の連続撮影が可能です。

項目DJI RS 5DJI RS 4
最大積載量3 kg3 kg
本体重量約1.46 kg約1.45 kg
モーター最大トルクRS4比で50%向上基準
安定化アルゴリズム第5世代第4世代
自動追跡インテリジェントトラッキングモジュール対応(別売)非対応
縦横切り替え第3世代ネイティブ対応第2世代ネイティブ対応
微調整ノブ全軸搭載+テフロン加工一部軸のみ
自動軸ロック第2世代第2世代
Z軸安定化インジケーター搭載非搭載
標準バッテリー駆動時間約14時間約13時間
BG70グリップ使用時最大30時間最大29.5時間
充電時間(満充電まで)約1時間約2.5時間

RS5とRS4 Pro・RS4 Miniも含めた4モデル比較は → こちらの比較記事で詳しく解説しています。

RS5本体だけ買っても使えますが、撮影スタイルに合ったアクセサリーを最初から組み合わせると現場での完成度が一気に上がります。3パターンに分けて整理しました。

パターンA:一人撮影・Vlog向け

自動追跡を使って自分自身や動く被写体を一人で撮るスタイル。追跡モジュールは必須です。縦撮りを頻繁に使う人はRS5を選ぶ理由がさらに強くなります。

アイテム理由
DJI RS 5 本体追跡・縦撮り・高速充電が揃う現行最上位
RSインテリジェントトラッキングモジュール一人撮影の核心。スマホなしで被写体追跡できる
収納ケース持ち運び頻度が高い一人撮影では必須の保護アイテム

パターンB:小規模チーム・商用撮影向け

2〜3人のチームで映像制作する場面。オペレーターとカメラマンが分かれる構成では追跡モジュールより、フォーカスプルやモニタリングの拡張が刺さります。ブリーフケースハンドルを使うと長時間の手持ち撮影でも疲れにくくなります。

アイテム理由
DJI RS 5 本体モーター余裕がありリグを組んでも安定する
DJI RSブリーフケースハンドルローアングル撮影・長時間手持ちの疲労を大幅軽減
SmallRig デュアルハンドグリップ両手持ちで安定感アップ。チームでの移動撮影向け
モニターマウント外部モニターを取り付けて確認しながら撮影できる

パターンC:長回し・イベント撮影向け

式典・スポーツ・ライブなど、長時間連続して回し続ける必要がある撮影。バッテリーが切れた瞬間が最大のリスクなので、BG70グリップは必須です。30時間の連続駆動があれば、丸一日のイベントでも充電切れを心配せず集中できます。

アイテム理由
DJI RS 5 本体充電1時間で復帰できる高速充電が長回し現場でも安心材料になる
DJI RS BG70 大容量バッテリーグリップ最大30時間駆動。これがあれば丸一日バッテリー交換不要
ショルダーストラップ長時間の手持ちによる腕の疲労を大幅軽減
収納ケース機材を安全に持ち込み・持ち出しする現場での基本装備

RS4 ProからRS5への買い替えは意味がある?

RS4 Proはフォーカスモーター内蔵など独自の強みがあるモデルです。RS5にはその内蔵フォーカスモーターはなく、代わりにスマートトラッキング・高速充電・全軸ノブという方向性の進化があります。フォーカス制御を重視する撮影がメインなら、RS4 Proのほうが今も合っている可能性があります。自動追跡や縦撮りを多用したい場合はRS5への移行価値があります。詳しくはRS5 vs RS4 Proの比較記事を参照してください。

縦撮りはどんなカメラでも使える?

基本的にはRS5対応カメラ(Canon、Sony、Panasonic、Nikon、Fujifilm等)であれば縦撮りに対応します。ただしカメラのサイズやレンズの組み合わせによってバランス調整が必要なことがあります。重いレンズを組み合わせる場合は積載量3kgの範囲内に収まるか確認しておくと安心です。

トラッキングモジュールは必ず必要?

必須ではありません。三脚固定やスライダー撮影、カメラオペレーターが別にいる現場では追跡機能を使わないため、購入しなくても問題ありません。一人撮影で動く被写体を追いたい人や、自撮り系のVlogを作っている人には特に有効です。

RS5に対応しているカメラの重さの目安は?

最大積載量は3kgです。カメラ本体+レンズ+外付けマイク・モニターなどをすべて合計した重量が3kg以内に収まる構成で使います。フルサイズミラーレス+標準ズームレンズ程度であれば多くの場合余裕で収まります。シネマカメラや大口径レンズを使う場合は事前に重量計算をしておくと安全です。

初心者でもセットアップできる?

ジンバル初心者にとって最初のハードルはバランス調整です。RS5は全軸にノブが付きテフロン加工でスライドがスムーズになったため、RS4より調整はしやすくなっています。ただしバランス調整の手順自体を学ぶ必要はあります。DJI公式のセットアップ動画と合わせて確認しておくと最初の壁を越えやすいです。

RS4を持っているが今のタイミングで買い替えるべき?

「自動追跡を使いたい」「縦撮りをもっと素早く切り替えたい」「充電時間が長くて困っている」のいずれかに強く当てはまるなら、今が買い替えタイミングとして合理的です。どれも当てはまらない場合は、RS5の次世代モデルが出るまで待つのも一つの選択です。

BG70バッテリーグリップは全てのRSシリーズに対応している?

DJI RS BG70はRS5・RS4・RS4 Proに対応しています。RS4 MiniやRS3 Mini等の小型モデルには対応していないため注意が必要です。購入前にDJI公式の対応表を確認することをおすすめします。

RS5の進化は「現場でどれだけ一人でこなせるか」という方向に集中しています。スマートトラッキング・縦撮りの手軽さ・高速充電——どれも「撮影効率を上げる」ための変化です。一人撮影やVlog、縦横両対応が求められるSNS向け映像制作を主な用途にしている人には、費用対効果がはっきり出やすいモデルです。

一方、RS4を使っていて今の撮影スタイルに不満がない人は、無理に買い替える必要はありません。RS4は今もミラーレス向けジンバルとして十分な完成度を持っています。

RS5を使ってみたいと思った人は、撮影スタイルに合わせて最初から必要なアクセサリーを揃えるのが現場での満足度を上げる近道です。

RS5対応アクセサリーの詳細はこちら▼

RS5とRS4・RS4 Pro・RS4 Miniの4モデル比較はこちら▼

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