ソニーのVLOGCAMシリーズの中でも、特に人気の高いZV-E10 IIとZV-E10。どちらを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。まずは、この2機種の主なスペックを一覧表で比較してみましょう。
ZV-E10 II、ZV-E10スペック比較表
| 項目 | ZV-E10 II | ZV-E10 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年8月2日 | 2021年9月17日 |
| 有効画素数 | 約2600万画素 | 約2420万画素 |
| センサー形式 | APS-C 裏面照射型 CMOS | APS-C CMOS |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ X |
| 動画記録画素数 | 最大4K 60p | 最大4K 30p |
| オートフォーカス | 最大759点 (位相差AF) | 最大425点 (位相差AF) |
| バッテリー | NP-FZ100 (大容量) | NP-FW50 |
| 撮影可能枚数 | 約610枚 | 約440枚 |
| 重さ (電池・メディア込) | 約377g | 約343g |
| シャッター方式 | 電子シャッターのみ | メカニカル / 電子先幕 / 電子 |
ZV-E10 IIの進化したポイント
ZV-E10 IIは、単なる後継機というよりも、機能を大幅に向上させた上位モデルのような立ち位置になっています。最新の画像処理エンジンを搭載し、これまでの不満点が解消された非常に使いやすいカメラに仕上がっています。
圧倒的に向上した動画性能
ZV-E10 IIの大きな目玉は、4K 60pのなめらかな動画が撮影できるようになったことです。初代は4K 30pまでだったので、動きのあるシーンをより高品質に残したい方には嬉しい進化ですね。さらに、色の情報量が豊富な4:2:2 10bit記録や、映画のような映像を簡単に撮れるシネマティックVlog設定も新しく追加されました。
驚きのスタミナを実現したZバッテリー
初代ZV-E10を使っている方の多くが感じていたバッテリー持ちへの不安が、今回の新型では劇的に改善されました。フルサイズ機と同じ大容量のZバッテリーを採用したことで、動画撮影時間は初代の約80分から約130分へと大幅に伸びています。旅行先で一日中撮影を楽しむようなシーンでも、予備バッテリーを気にせず安心して使い続けられますよ。

操作性とデザインの変化
見た目はどちらもコンパクトで似ていますが、ZV-E10 IIでは細かな操作性がブラッシュアップされています。
握りやすくなったグリップと新しいスイッチ
バッテリーが大きくなったことに合わせてグリップの形状が見直され、よりしっかりと握れるようになりました。手の小さな方でもフィットしやすく、重めのレンズを付けた時でも安定感が増しています。また、写真と動画、スロー&クイックの切り替えがボタン式からスライドスイッチに変更されたことで、今の設定が一目でわかり、操作ミスも防げるようになっています。
世界初の縦位置表示メニュー
ZV-E10 IIでは、カメラを縦に構えると液晶モニター内のメニューや撮影情報のレイアウトが自動で回転するようになりました。スマートフォンで見ることが多いショート動画などの縦位置撮影をメインにする方には、とても便利な機能です。ソニーのカメラとしては初めての搭載なんですよ。

オートフォーカスと手ブレ補正の進化
ソニーのお家芸とも言えるオートフォーカス性能も、ZV-E10 IIではさらに賢くなっています。
鳥の瞳にもピントが合う賢いAF
測距点が759点に増え、画面のより広い範囲で被写体を捉えられるようになりました。また、これまで人物と動物だけだった瞳AFに、新しく鳥が追加されたのもポイントです。お子さんの運動会やペットの撮影だけでなく、自然の中での撮影もよりスムーズに楽しめますね。
4Kでも頼りになる手ブレ補正
初代ZV-E10では4K撮影時に手ブレ補正の効果が落ちるという課題がありましたが、ZV-E10 IIではこれが大きく改善されました。最新のアルゴリズムにより、4K動画でも歩きながらの撮影で非常に滑らかな映像を撮ることができます。アクティブモード使用時の画角の狭まり(クロップ)も、初代の1.44倍から1.33倍へと少し緩和されています。
音質へのこだわり
Vlogにおいて映像と同じくらい大切なのが音です。ZV-E10 IIには、上位モデルであるZV-E1と同じインテリジェント3カプセルマイクが搭載されました。
カメラが人物の顔を認識して、マイクの指向性を自動で切り替えてくれる機能があります。自分の声を聞かせたい自撮りシーンでは前方に、風景の音も残したい時は全方位になど、カメラ任せで最適な音を収録できるのが魅力です。
あなたにおすすめなのはどっち?
最後に、それぞれのカメラがどのような人に向いているかをまとめました。
ZV-E10 IIがおすすめな人
最新の技術が詰まっているため、これからカメラを長く使い続けたいと考えている方にはぴったりの一台です。
ZV-E10(初代)がおすすめな人
初代モデルは価格もだいぶ落ち着いてきていて、かなりお得感があります。レンズ交換式カメラを気軽に楽しんでみたい方なら、今でも十分すぎるほど魅力的な一台です。
ZV-E10 IIは、表現の幅をぐっと広げてくれる進化版。一方で、初代ZV-E10は、軽やかに撮影を楽しませてくれる存在です。ぜひご自身の撮影スタイルや使い方に合わせて、しっくりくる一台を選んでみてください。





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